dido21q1125のブログ

主にクラシック、ほか美術館の事など

芸文センター「ズービン・メータ/バイエルン放送交響楽団」

モーツアルト 交響曲「ジュピター」

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マーラー 交響曲「巨人」

アンコール:ドヴォルザーク「スラブ舞曲第8番」

メータってかなり昔に知った指揮者だったので、もう過去の人かと思っていたら、いまだに現役だったとは驚き。もっとも、80過ぎのお爺さんになっていて、介添えの人が指揮台までついて行って、しかも杖をついていて、椅子に座って指揮をしていた。それにしても日本までわざわざやって来るとは大したものだ。

ちなみにマーラーの曲は「巨人」と日本語のタイトルがつけられているが、原題は"Titan"で、ギリシャ神話に出てくる巨人族の神の名前になる。

天文学では、ジュピターは木星のことで、タイタンは土星の衛星の中では一番大きな第6衛星の名前であって、メータもそれにヒントを得てこれらの曲を選んだのでしょうか。

モーツアルトは、ほんの少しだけバロック的なフレーズがあったりして、個人的にちょっと和んだ。

マーラーは、これからもっと聞いてみたい作曲家。また機会を見つけて行くとしょう。

アンコールは、ドヴォルザークの舞曲で、星とは関係がなかった。これはどういう趣向なのだろう。

万博のこと

テレビを見ていたら、大阪でまた万博をするという。その昔、万博に行ったことがあるけれど、まるで並びに行ったみたいなものだった。チケットを何枚か買ったのに、結局一回しか行っていない。

終わったあとの記念公園には何度も行ったが、「つわものどもが夢のあと」みたいなところ。

そばの民族学博物館や近くの施設には何度も行ったが、あの太陽の塔の中には入ったことがない。一度予約をしたことがあるのに、すっかり忘れていて行くのをのがしたことがある。

以前は外周道路を通勤コースにしていて、そばには何度も行っているのにね。

さて今度は海岸べりでするのか。あの辺りも仕事上の見本市で何度か行ったけれど、周囲は何にもない荒野みたいなところだった。

芸文「ファジョーリのオペラアリア集」

「フランコ・ファジョーリ&ヴェニス・バロック・オーケストラ」

このオーケストラは、以前カルミニョーラと一緒に来日したと思う。イタリアのソロ奏者は、他の国の人に比べるとアクションが大きいと思う。

このたびのファジョーリも、ほかの団員の前に行ったり、最後には足を踏み鳴らしたりてなかなか派手だった。

プログラムは主にヘンデルのオペラのアリアだったが、合間には口直し的にヴィヴァルディのシンフォニアを演奏し、終わり近くではコレルリのラフォリアをジェミニアーニが編曲したものを演奏していた。

総勢で14人くらいだったけれど、ほとんどが弦楽器で、あとはチェンバロとファゴットが一人ずつと言う変わった編成だった。団員の中には以前にも見かけたような人がいたけれど、私にはイタリア人は皆同じような感じに見えてしまうのでさてどうだろう。

アンコールは、ヘンデルのオペラ「アリオダンテ」からのアリアと、オペラ「リナルド」から「私を泣かせて下さい」と言うお馴染みの曲で、コンサートを締めくくった。